Monday, March 22, 2010

子どもの甘え

『子育てハッピーアドバイス2』を読み始めてみたら、一冊目の『子育てハッピーアドバイス』のことも急に気になりだしてしまったので、同時に読むことにしました。『子育てハッピーアドバイス』はちょうど四年前に父がプレゼントしてくれました。たしか長女が生まれた直後に読みました。スラスラとすぐに読み終えたことはなんとなく覚えているのですが、本の内容については全く記憶なし。それでは父が残念がってしまいますし、あの時よりも今の私に訴えてくれる言葉が見つかるような気がしたのです。

まずはパラパラとめくっていたら、ありました!

10歳までは徹底的に甘えさせる。
そうすることで、子どもはいい子に育つ

(『子育てハッピーアドバイス』 p.72)

甘えは、一言でいうと、相手の愛情を求めることです。

甘えが満たされるとき、
自分は愛されていると感じ、また、
自分は、愛される価値のある存在なんだ、と感じます。
(『子育てハッピーアドバイス』 p. 74)

甘えが満たされないとき、
相手に怒りが生じ、それが、高じると、
自分は、甘えさせてもらえるだけの
価値のない人間なんだと思います。
(『子育てハッピーアドバイス』 p. 76)

10歳以下の子どもが、あまり甘えてこないときは、
接する時間を増やしたり、
スキンシップを増やしたりしたほうがいい

(『子育てハッピーアドバイス』 p. 84)

子どもによって、同じきょうだいでも、
甘えるのが上手な子と、甘えるのが下手な子がいます

(『子育てハッピーアドバイス』 p.87)

すぐに長男のことが思い浮かびました。確かにあまり甘えてきませんが、時々攻撃的になることがあるので悩んでいたのです。甘えるのが下手なので、本当はがまんしたり遠慮しているのかもしれません。次男が生まれたばかりの私の状態を見て、甘えてはいけないと思っているのかもしれません。今日からは今までよりももっとたくさんハグをして、感謝の気持ちや私の嬉しい気持ちをたくさん伝えようと思います。

Sunday, March 21, 2010

子どもは自分の持ち物ではありません

子育てに関して迷うことや悩むことは毎日限りなくあります。夫やお母さん友だちと話してみてもどうにもならない時などには、何か良いアドバイスや解決法を見つけるために自分で育児書を買い(オンライン書店で注文して船便で送ってもらうので一ヶ月以上待たなければなりませんが)読むこともあります。でもさーっと読んでなんとなく納得するだけでそのままになってしまっていることが多く、私の中ではほとんど何も変わっていないので、なんだか気持ちが悪いとずっと思っていました。そんな想いを整理するためにもこれから少しずつそれらの本を読み直し、子どもや育児についてもう一度考えてみよう、とふと最近思いました。

その前に、もうかなり前に友人が貸してくれたある本のことを思い出したので、まずはこれから読んでみようと思います。

子育てには、いろいろな考え方があると思いますが
どんな場合でもこれだけは忘れてはいけないということはー
子どもを、自分の持ち物のように思わない
ということだと思います
(『子育てハッピーアドバイス2』 p.17)

本当にそうですよね。頭ではよくわかっているつもりなのですが、つい忘れてしまいがちです。子どもは自分のものではないのに。

子どもは天からの授かりもの。
お預かりしている尊い命たち。

頭だけではなく、心でもしっかり理解できるようになりたいです。

Friday, March 19, 2010

読み書き

アメリカでも日本でも、小学校へあがる前に「読み書き」を子どもに教えることが大切だと本気で思っている大人があまりにも多すぎるような気がします。私はそんなことはどちらかといえば逆に遅い方が良いと思っています。ところが残念なことに私と同じような考えをお持ちのお父さんやお母さん方に実際にお会いしたことはなく、特にここシリコンバレーで私はかなり珍しい存在です。シュタイナー教育に興味を持つ親御さんたちとならもう少し意見が合うかもしれませんね。

昨日も息子のクラスメートのお母さんと話していた時にこのことを実感しました。ある幼稚園(Kindergarten)の先生がものすごく良いというので理由をたずねますと、

「ABCや本を読むことをしっかり教えてくれるから」

という答えでした。あー、またか・・・と悲しくなりました。

もっと悲しいのは、絵本を一人でスラスラと読めると親に褒められる幼い子どもたち。私は彼らが気の毒でしょうがありません。それはきっとただ字を追っているだけのことで、絵やお話を心の中で楽しんでいるはずがありません。

私は自分の子どもたちに「お母さん、もう自分で読むからいいよー」と言われるまで絵本を読んでやるつもりです。十歳くらいまで続くといいなぁ。

いつかまたどこかで会えますように

約二ヶ月前、次男が生まれる直前はゆっくり返事をと思いながらそのままになっていたメールの山と格闘していていました。それは英語で言う"nesting"的行動だということも自分でよくわかっていました。その中の一通の最後に

いつかまたどこかで会えますように

と書いて送りました。確かに急いでいましたが、決して深く考えずに書いたわけではありません。だって本当にそう思ったのですから。

しばらくして偶然そのメールを送った友人のブログを読みました。ドキッ!一瞬ものすごく焦りましたが、嬉しかったです。

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2010-01-15 20:40:45
いつかまたどこかで…。
テーマ:ブログ

自然と鎖国のような生活になっているせいか、
やり取りする年賀状が、年々減っている気がする。

そんな少ない年賀状のなかでことし、
衝撃的でステキな年賀状を受け取った。
正確に言うと、
わたしが送った年賀状メールの返事で、
アメリカ在住時に仲良くさせていただいた同年代の女性から。

短い文の結びにこう書いてあった。
≪いつかまたどこかで会えますように。≫

「いつかどこかで」なんて、
関係の適当さ・いい加減さを表明しているようで、
わたしなら、思っていても、人に書けない。
でも、アメリカ-日本間という距離があれば、
相手に伝えても自然な言葉だし、
「会えますように」で、希望ある未来を想像できた。

「なんてさわやかな言葉なんだろう」と感動した。
そして、その言葉を贈ってくれた本人に会いたくなった。

わが身を振り返ると、
年賀状に書くメッセージというよりは、
やり取りする年賀状が、
これ以上減らないようにする努力が必要だろうな。

一生の宝

よい食習慣は一生の宝
(『はやね はやおき 四回食』)

この言葉、とても励みになりますがプレッシャーにもなりますね。